NTSC,PAL,CameraLink規格に準拠した画像入力ボードを用意しています。

　・NTSC [National Television System Committee]
　　　米国や日本、アジア地域で採用されたアナログカラーテレビ放送用の標準規格。
　・PAL [Phase Alternating Line]
　　　欧州やASEAN諸国、中東、アフリカ地域で採用されたアナログカラーテレビ放送用の標準規格。
　・CameraLink
　　　多くのFA用デジタルカメラで採用されたインタフェース規格。

• キャプチャ

  画像入力に対してサイズ、フォーマットを指定してキャプチャできます。
  キャプチャした画像データはメインメモリへDMA転送することができます。

• オンボードメモリへの画像保持

  一部製品は、オンボードメモリに画像データを保持することができます。

• デジタル入出力

  外部電源不要なデジタル入出力信号を持っており、カメラ制御や外部トリガとして使用できます。

• トリガ機能

  各種トリガでキャプチャを開始できます。
  　・外部トリガ
  　・インターバルタイマトリガ
  　・面積値, 重心値トリガ　※対応製品のみ
  　・エンコーダカウンタトリガ　※対応製品のみ

• 多チャンネル入力

  多チャンネル選択製品は、複数台のカメラから任意のカメラを選択してキャプチャできます。
  2チャンネル同時製品は、2台のカメラから同時にキャプチャできます。

• 画像処理

  画像データをハードウェア上で処理・計測することで、PCに負荷をかけずにリアルタイムな処理を実現できます。
  　・上限と下限のしきい値を指定して2値化
  　・面積値, 重心値, 濃度分布, フェレ径, 傾き角, 射影の算出
  　・階調変換・膨張・収縮・フィルタ処理

• モニタ出力

  NTSCの一部製品は、モニタに任意の静止画像を出力したり、画像入力をスルー出力できます。

• CameraLink規格の機能対応

  CameraLink製品は、CameraLink規格に準拠した以下機能を持ちます。
  　　・CC(Camera Control)信号：　カメラの露光制御
  　　・シリアル通信：　カメラ設定の変更

• PoCL(Power over CameraLink)

  CameraLinkの一部製品は、CameraLinkケーブルからカメラに給電できます。

• Base/Medium/Full Configuration

  CameraLink製品は、Base(24bit) Configurationモードに対応します。
  PEX-H530821は、Medium(48bit)/Full(64bit) Configurationモードにも対応します。

• 倍速モード

  CameraLink製品は、倍速カメラに対応します。
  但し、倍速モード時はクリッピングや画像処理は未対応となります。
  また、PEX-H530821は、2倍速モードで画素の並べ替えに対応しています。

• インターバルタイマ

  CameraLink製品は、インターバルタイマを持っており、インターバルタイマトリガとして使用できます。

• エンコーダ入力(ラインカメラ)

  CameraLinkの一部製品は、シングルエンドと差動入力方式のエンコーダ入力を持っており、
  エンコーダカウンタトリガとして使用することでラインカメラに対応できます。

• WindowsでもInterface Linux Systemでも使える

  の画像入力製品はWindowsでもInterface Linux Systemでも使えます。
  Windows 10 IoT Enterprise や、Interface Linux Systemなど、OSが変わっても基本的な使い方（関数体系）は同じなのでプログラムの移行も楽々です。

  Windows用ドライバソフトウェア	：	GPC-5520（NTSC, PAL用） GPC-5300（CameraLink用）
  Interface Linux System用ドライバソフトウェア	：	GPG-5520（NTSC, PAL用） GPG-5300（CameraLink用）

  ※Interface Linux System以外のLinuxディストリビューションで動作をご希望の場合はお問い合わせ下さい。

• 豊富なラインナップ

  様々なボード形状の製品をご用意しています。
  
  　　　　　NTSC

  接続方法	チャンネル数	取り込み 解像度	画像処理	モニタ出力	オンボードメモリへの画像保持	型式
  PCI	1ch	640H×480V	―	○	―	PCI-5520
  	1ch	640H×480V	―	○	○	PCI-5521
  	1ch	640H×480V	2値化・面積・重心	○	―	PCI-5522
  	1ch	640H×480V	2値化・面積・重心、 パターン一致	○	○	PCI-5523
  	1ch	640H×480V	2値化・面積・重心、 濃度分布・フェレ径・射影・傾き角、 3×3フィルタ・膨張収縮・階調変換	○	―	PCI-5525
  	5ch選択	640H×480V	―	○	―	PCI-5530
  	5ch選択	640H×480V	―	○	○	PCI-5531
  	5ch選択	640H×480V	2値化・面積・重心	○	―	PCI-5532
  	5ch選択	640H×480V	2値化・面積・重心、 パターン一致	○	○	PCI-5533
  	5ch選択	640H×480V	―	―	―	LPC-530115
  	5ch選択	640H×480V	2値化・面積・重心	―	―	LPC-530215
  PCI Express	5ch選択	640H×480V	―	―	―	PEX-530115
  	5ch選択	640H×480V	2値化・面積・重心	―	―	PEX-530215

  
  　　　　　PAL

  接続方法	チャンネル数	取り込み解像度	画像処理	モニタ出力	オンボードメモリへの画像保持	型式
  PCI Express	5ch選択	768H×572V	―	―	―	PEX-530135

  
  　　　　　CameraLink

  接続方法	チャンネル数	取り込み解像度	画像処理	倍速モード	エンコーダ入力(ラインカメラ)	PoCL	型式
  PCI	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	―	―	LPC-530121
  	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	○	―	LPC-530221
  	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	―	○	LPC-530421
  	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	○	○	LPC-530521
  PCI Express	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	―	―	PEX-530121
  	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	○	―	PEX-530221
  	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	―	○	PEX-530421
  	Base×1ch	4095H×4095V	2値化・面積・重心	3倍速	○	○	PEX-530521
  	Base×2ch同時	65535H×4095V	―	3倍速	○	○	PEX-H530922
  	Full×1ch	65535H×4095V	2値化・面積・重心、 濃度分布・フェレ径・射影・傾き角、 画素の並べ替え	8倍速	○	―	PEX-H530821

   
  その他の型式についてはこちらのページでご紹介しています。
  

• 産業用コンピュータもおまかせ

  産業用コンピュータも多数ラインナップしています。
  『パソコンに拡張スロットが無くて困ってる』、『パソコンのモデルチェンジが早くて困っている』など、パソコンに関するお悩みも是非ご相談ください。
  

 

お問い合わせは こちら から 連絡方法 E-mailでの連絡をご希望 電話での連絡をご希望 ■ご連絡先 正しく入力ください。間違いがありますと折返しのご連絡ができません。 ※・・・入力必須箇所です お名前 ※ 会社名 E-mail ※ TEL ※ 連絡事項

  

コラム集から一部抜粋 用語解説、便利な使い方、お悩み解決など掲載しています。（要ユーザID）

画像入力の概要

カメラから出力される画像データをコンピュータのメモリ、またはインタフェースモジュール上のメモリへ転送することができます。  ...（コラムへ続く）

キャプチャ

コンピュータのメモリへキャプチャ：パソコン等のメインメモリへ画像データをDMA転送することができます。 ...（コラムへ続く）

NTSC

日本と米国で一般的に使われるテレビの映像信号方式で、1フレームあたりの水平走査線が525本、1秒あたり30フレームを表示する（インターレース表示）ことができます。 ...（コラムへ続く）

CameraLink

「CameraLink」とは、主にFA用デジタルカメラのコネクタ, ピンアサイン, ケーブル, 通信方式を標準化することを目的とした、デジタルインタフェースの規格です。 ...（コラムへ続く）

高速画像処理

取り込んだ画像データをハードウェア上で処理するため、各種画像の処理、計測を高速に行うことができます。  ...（コラムへ続く）

トリガ機能

トリガ機能として、以下の3つの機能をサポートします。トリガ発生時は、トリガ発生要因のフラグを立てると共に、割り込みを発生させることもできます。 ...（コラムへ続く）

汎用デジタル入出力

FA用途に最適な汎用デジタル入出力信号を装備し、カメラの制御や外部信号をトリガとするキャプチャ等を行うことができます。  ...（コラムへ続く）

画像処理の高速化手法

画像処理は目で見る情報を見やすいものに変えたり、特定の情報を抽出したりするときに用いられる処理のことです。  ...（コラムへ続く）